勉強した参考書part1

絶版となったものも含めいろいろな独語参考書を買って勉強してきたので、個人的に良いと感じたものを選んで紹介します。(AmazonのURLが冗長なため短縮URLを生成して貼っています。それぞれの参考書のページへ飛びます。)

【文法編】

・しっかり身につくドイツ語トレーニングブック(ベレ出版)

https://00m.in/mGWka

初級文法が発音から網羅的に解説されており、それぞれの課に豊富な作文練習問題があるので、問題を解いていくうちに初級文法と頻出単語が覚えられる非常に良い参考書です。しかし練習問題が豊富であるがゆえに時間がかかったり、途中で挫折してしまうことがあったりと、ちょうど数学でいうチャート式のような長所・短所があると思います。中級にステップアップしてからも、初級文法が抜けていた際の確認用に重宝する至極の一冊です。私は自分に足りない文法事項を解説する課だけを選んでやっていたので40時間程度で終わりましたが、一冊全てこなそうとすると2,3倍くらいの時間がかかるかと思います。

・しっかり学ぶ中級ドイツ語文法(ベレ出版)

https://00m.in/MsmPV

中級と銘打ってはいますが、関連する初級文法も振り返りながら新しく中級文法を習得するという形をとっています。例文に使用されている単語も初級の範囲であることが多いので、ドイツ語トレーニングブックを終えたらそのままこの参考書を進められます。練習問題はありますが、ドイツ語トレーニングブックと比べると随分少ないので、演習量はこの後に紹介する中級ドイツ語トレーニングブックで確保すると良いです。練習問題の量が少ないため、私は20時間程度で終わりました。

・しっかり身につく中級ドイツ語トレーニングブック(ベレ出版)

https://00m.in/ppQjW

名前が似ているため、最初に紹介したドイツ語トレーニングブックと同じような構成かと思いきや、こちらは一度中級文法をさらった人向けに中級文法の定着を図る練習問題集なので、問題を解く前の文法の解説はあまりありません。ですが、中級文法を完璧にしてから臨まないといけないというわけではなく、問題を解いたり問題の解説を読んだりして中級文法を身につけていく、というコンセプトのように感じました。問題の内容も前の二冊とは異なり、ドイツ語の文とその日本語訳が与えられ、dass文をzu不定詞に書き換えなさい等の指示に従って書き換えるというものが殆どです。ここで注意して欲しいのが、使用されている単語のレベルは中級レベルに上がったものの、日本語訳がついてしまっているため、この参考書をやるだけでは中級単語の習得はあまり見込めないということです。なので知らない単語に出会ったら、都度辞書を開いたり、ノートにまとめて別途覚えたりするなど、意識的に単語を覚えようと工夫しないといけません。これに気づかず書き換えの練習だけやって満足していると、文法力は中級レベルなのに単語力は初級レベルという非常に思わしくない状態に陥ってしまいます。中級文法を用いるような少し難解な文章は大抵、単語のレベルもそれなりに高いですからね。私は問題を全て解くのに85時間程度かかりました。

【単語編】

独検対応クラウンドイツ語単語(三省堂)

https://00m.in/dxYgl

共テの形式と独検の形式が似てることもあって独検を取ろうと考えたので、初めて買った単語帳はこれでした。動詞など使い方が難しい語については例文が載っていますが、名詞には訳語と性とたまに類語が載っているだけでした。5,4,3級と書いてありますが、3級まではこれで事足りると思います。

・ドイツ単語5500

https://00m.in/qqRLb

1600語より多い単語帳は2000語程度か4000語か5500語かしかなく、2000語では少ないし、4000語のものは「必要ない単語は載っているのに必要な単語は載っていない」というレビューを見たので5500語のこれを買いました。A~Zの順で辞書のようにびっしり並んでおり、訳語と性と品詞、頻出のイディオムがたまに載っています。一つ一つの単語の情報量が少ないので一周目は辞書が手放せません。同じ語源の単語が固まっているため、芋づる式に覚えられるのが特徴です。膨大な収録語数のため、いくら速く読んでも短時間でまるまる一冊分を一周することは不可能なうえ、レベル順、頻出度順でないためセクションに区切るのが難しいというのが難点です。ですが他の単語帳はないため、頑張って向き合いましょう。私も向き合っています。

疲れちゃったので、また今度part2として長文編、書籍編を書こうと思います。では。